![]() |
第一章
名古屋 → バンコク → デリー 「真夜中のデリー到着 初めてのインド、苦難の連続」 |
| ■ ビネイとの出会い 本名VINOD。ビノッド、とかなり呼びにくい名前なので、俺は愛称ビネイで呼んでいた。 彼にホテルで最初に話しかけられた時は 「なんや、このおっさん」 と適当にあしらってしまった。 しかし何度か見かけるうちに、ホテルの従業員だということが解って、少しづつ話すようになった。 ビネイは28歳でホテルのルームサービスのボス、つまり部屋の管理の総責任者だ。 とっても真面目で仕事熱心、インド人特有の強い押し出し感が無く、とても感じのいいやつだ。 何より助かったのは、彼の英語は非常に解りやすく、インド人特有の訛がほとんどなかったことだ。 彼は日本の事について凄く興味があるらしく、毎日仕事が終わる夜九時になると俺の部屋にきて、色々と日本の事について質問していった。 俺も丁度暇な時間帯なので、彼に色々教え、逆にインドのことについて色々と質問した。 彼は、インドでできた最初の友達といっていいだろう。 しかし今回デリーに居るのは3日間だけだ。 バナーラスに向かう日、また戻ってくる、と再開を約束してビネイと別れた。 ホテルをチェックアウトし、次の目的地バナラースへ向かうためにニューデリー駅へ向かう。 インド一人旅はまだまだ始まったばかりだった。 |