幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 1月24日 ● インターネットで印税生活。

 YAHOO!株が1億円を超えたとかで、最近ますますデジタルコミュニケーション市場は金のなる木のように思われている気配です。インターネット人口も爆発的に増え続けているだけに、うまい金儲けの手口を探していろんな人が跳梁跋扈しているようで、僕のような大したアクセス数もないマイナー個人サイトのオーナーであっても、「儲け話があるんだけど」的なダイレクトメールが毎日のように舞い込みます。

 そんな中、僕の仕事仲間のライター立石洋一さんが「インターネット『印税』生活入門」という、いかにも「金儲けできまっせ」という怪しげなタイトルの本を出しました。そもそもインターネットで印税生活しましょうというタイトルの本を、従来の書籍版で出すというのは、なんか矛盾しているようにも思いますが、まあそのあたりは大目に見るとして、本当にインターネットで簡単に金儲けができるのでしょうか?

 立石さんはこの本で「産直作家」を名乗っています。実は立石さんは自分のサイトにちょっと倒錯したエッチな小説を掲載しています。すなわち、産地=作家が流通を通さずにダイレクトに読者に小説を届けているからこその呼称なのです。

 でもそれだけなら、こうしてweb日記を書いているのと大差ありません。でも僕は毎日しこしこ「コーカイ日誌」を書いてもノーギャラなのに(ギャラを貰うほどの文章ではないということはさておき)、どうして彼は印税生活ができるのでしょうか?その仕組みは「インターネット『印税』生活入門」を購入して読んでいただければわかります、って言ってしまうと単なる宣伝になってしまいますが、それで僕が儲かるわけではないので、もったいぶらずにさっさとバラしてしまいましょう。

 立石さんの小説はどの作品も実は8割方サイトで読めてしまいます。しかし、肝心な最後の2章くらいだけはロックがかかっていて、パスワードがないと読めないのです。このパスワードを入手するために、読者は立石さんに500円を送金する必要があるというわけです。

 8割見せておいて最後の肝心なところだけ隠す。巧妙です。女性がバカな男の気を引くのに使う手口です。特に立石さんの小説がエッチなやつだけに、読者はまんまと罠に引っかかるらしく、これで立石さんは毎月結構な額のお小遣いを手に入れているようです。残念ながら本のタイトル通りに「印税生活」ができるほどの収入はまだないようですが。

 もちろん、そこまで読者を引っ張るためには、それなりの作品を用意しなければなりません。いくら副業で書いている小説だとしても、やはりお金を取る以上は責任も生じてきます。決して楽しいことばかりではないでしょう。「インターネット『印税』生活入門」には、お金儲けの仕組みだけではなく、そのあたりの話もちゃんと書いてあるらしいです。「らしい」というのは、立石さんが僕にこの本をくれないから、よくわかんないんですよ。でもこうして宣伝もしたから、もしかして著者謹呈なんてことがあるかな?

 ダメ押しの宣伝。立石洋一さんのサイトは「SUNDAY NIGHT REMOVERS〜前橋梨乃のTV小説」です。よろしかったら、ちょっと覗いてみてください。

とりあえず、読むたびに(1日1回)


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