幹事クリタのコーカイ日誌2002

 
 2月23日 ● 幸せに生きるコツ。

 M絵ちゃんは、かつてテニスサークルのメンバーだったのですが、今はもうテニスをやめてしまった僕の友人です。久しぶりに彼女と会って最近の様子を聞いたら、まさに順風満帆。異動したばかりの会社の仕事は、厳しい部長に仕事ぶりを認められている、勉強していたインテリアコーディネーターの資格試験も合格した、そして4月末の結婚式に向けて先日エスティマを新車で買って、2人でドライブに出かけているとのこと。「わたしって、とっても運が良いんですよぉ、だからなぁんか調子良く物事がいっちゃって」と宣っていました。

 しかし、冷静に考えると本当にそれほど運が良いのかどうかはわかりません。インテリアコーディネーターを目指したのは、そもそも今の仕事が辞めたかったからのはずですから、それなのに今さら部長に認められても仕方ないし、と言って会社を辞めてインテリアコーディネーターになっても、すぐに食べていけるほど稼げるとも思えません。また結婚相手も先日まで資格を取るためにフリーターだった人で、結婚するために就職したばかりで薄給の身。エスティマも2人のクルマを売って、かなり彼女も貯金を出して購入したようです。これで子どもができてしまったら、貯金も大してないのにどうやって親子3人食べていくのか心配しなければならないはず。

 しかし、彼女は昔から「結果オーライ」で考えるタイプで、良い方にしか物事を捉えません。だから傍目には「大丈夫かな」と思って心配していても、本人は「運が良いから大丈夫」と思っていますし、実際どんなことになっても「これで良かったんだ」と思いこめるのです。

 こういう考え方は幸せになれます。幸福か不幸かは主観的な問題ですから、同じ状態でもそれを幸せと考えれば幸せ、不幸と思えば不幸なのです。M絵ちゃんは「わたしは幸せ」と信じていますから、どうなっても基本的には幸せですし、実際そうやって前向きに、ある意味好き勝手に生きていると幸運も寄ってきやすいことでしょう。いろいろ他人や世間のしがらみを考え、つまらないことで思い悩み、自分が本当はどうしたいのかを見失ってしまうような生き方をしていたら、幸せになんかなれるはずがありません。

 M絵ちゃんの「結果オーライ」理論をさらに強力かつ自分勝手に展開しているのが御大Mっちゃんです。まあ、Mっちゃんまでいくと他人の幸せも吸い取って自分だけ幸せになっている感があるので、ちょっと怖いところもあるのですが。

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