幹事クリタのコーカイ日誌2004

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11月21日 ● 「電車男」のキャスティング。

 今や「電車男」はベストセラーだそうです。「セカチュー」を超える純愛ドラマだとか言われています。いやぁ、驚きです。この「コーカイ日誌」を読んでくださっている方の中にも以前から「電車男」をご存知の人は多いと思いますが、まだ知らない方はこちらでタダで読めますからどうぞ。と言うか、タダで読めるものをわざわざハードカバーの本に仕立てたわけで、それがベストセラーになったことの方が興味深いと思います。

 確かに初めてネットで読んだ時には僕も熱中して一気読みしました。3時間くらいかかって目がショボショボになりました。本ならばこんなに苦労することはなかったと思いますが、反面ネットで読むからこその臨場感は本には求めてもありません。いくらアスキーアートを忠実に紙面で再現しても、やはりそれは似て非なるものだと思います。

 まあとは言え、ここまでヒットしてしまうと、次は当然セカチューのごとく映画化、ドラマ化という話になることでしょう。これがまた映像化のイメージがしやすい物語ですし。すでにどこかで企画が進んでいるとは思いますが、先に僕もプロデューサー気分で映画化のキャストを考えてみました。

 まず主演の電車男は20代前半のオタク青年で奥手でナイーブ、でも秘めたる可能性をもつ男として森山未來。ぴったりです。そして相手役のエルメスは23〜25才くらいに見える清楚なお嬢様。矢田亜希子が今ならはまり役です。『ラストクリスマス』でも共演中なのがちょっと気に入りませんが、まあ目をつぶりましょう。ただ一説には女性を見る目がない電車男は23〜25才くらいとエルメスのことを思ったけど、あの電車男を巧みにリードする余裕はもっと上の「負け犬」世代じゃないかという説もあり、となると松島菜々子なんて線も浮上します。ただ森山くんとの対比で言うと、矢田亜希子の方が似合いそうですね。

 次に脇役では、まず電車男をエルメスと一緒にチェックにくる友人役に菅野美穂。いかにも友人役が似合いそう。そして難しいのは2ちゃんねるで電車男にアドバイスする連中。やはりここでいろいろな人物が出てきて電車男にあれやこれやとネットを通じてアドバイスする方が映画としては面白いでしょうね。しかも、電車男とエルメスの恋愛を縦軸にしたら、2ちゃんねらーそれぞれの人生をドラマの横軸として描いていくことで作品もふくらみそうです。

 まずオタクなモテナイ男が3人(草なぎ剛、岡村隆史、田口浩正)、電車男と同世代の若い女性が1人(田中麗奈)、負け犬世代の女性1人(深津絵里)、恋愛に憧れる地味な主婦1人(杉田かおる)、経験豊富なオジサマ1人(石田純一)、イケメンだけど対人関係が苦手な引きこもり1人(武田真治)なんて構成はどうでしょうか。これくらいバラエティに富んでいる方が誰がアクセスしているかわからない 匿名巨大掲示板らしさが表現できそうです。

 特に草なぎくんをキャスティングするからには、電車男の影響を受けて彼もまた新たな人生の展開があるような描き方をするか、もしくは影響されて逆に破綻をきたしていく様を描くかしたいところです。

 監督は誰にしましょうか?滝田洋二郎とか周防正行あたりが手堅いところかな。でももう少しフレッシュな人に任せてみたい気もします。『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心に監督・脚本をさせても面白いかも。もしくはクドカンにやらせちゃうとか。僕の好みとしては純愛モノよりもコメディタッチのラブストーリーにして欲しいなぁ。うん、こういろいろ夢想しているとプロデューサーというのも楽しそうですね。お金の苦労はしたくないけど。

 

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