幹事クリタのコーカイ日誌2005

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9月26日 ● 「青欧」時代到来か。

 大相撲秋場所は朝青龍が琴欧州との2差を逆転して大鵬以来の6連覇を達成しました。世の中は朝青龍への反発からかあまり騒ぎ立てませんが、これは大記録です。平成の大横綱は貴乃花かと思っていましたが、彼が引退した時に書いたように貴乃花は「未完の大横綱」として終わってしまったので、朝青龍こそ真の平成の大横綱になる可能性が大きくなりました。今後は連覇はもちろん、優勝回数、連勝記録などで大鵬、北の湖、千代の富士に迫っていくことでしょう。

 さて、その朝青龍に2場所続けて初優勝を阻まれた琴欧州ですが、初土俵からの最短優勝記録こそまた逃したものの、これで来場所は10番勝てば大関は確実でしょう。この2場所の琴欧州を見ていたら、怪我などよほどのことがない限り大関を射止めることは間違いないと思います。

 むしろ問題はこの先さらに成長を続けて朝青龍のライバルとして立ち塞がるような存在になれるかどうか。その身体能力の高さ、体の柔らかさ、バネ、そして技量も十分であることは見て取れますが、精神面からくる勝負弱さは朝青龍と対照的。「心技体」の「心」の部分さえしっかりしてくれば、1年後には恐らく「青欧」時代到来が期待できます。

 「栃若」「柏鵬」「北玉」「輪湖」「曙貴」など、相撲史にはいくつものライバル物語があります。本来は曙と貴乃花のように出世争いを一緒にしてこそのライバルですから、まだ新関脇の琴欧州と優勝14度の横綱をライバルとするには不足はありますが、ぜひこの2人を中心に、白鵬、稀勢の里ら若い力士で新しい時代の大相撲を盛り上げていって欲しいものです。


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