幹事クリタのコーカイ日誌2005

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12月13日 ● 墓石の新ビジネス。

 とうとう先日、墓石の契約をしてきました。総額で100万円を超える高額商品なのに、一銭もひいてくれない上にカードも使えず手付け金として50万円を取られてしまいました。かなり強気の商売です。ランチの時にその話題を会社の後輩M崎くんとしていて、二人でひょいと新しいビジネスアイデアを思いついてしまいました。

 それは「ブランド墓石」。いま墓石をセレクトすると言ってもデザインは和風か洋風か、後は石の種類くらいしか選択肢がありません。しかし、どうせ墓を建てるなら付加価値のついた墓が良いという人が必ずいるはずです。死んだ後にまでお金は持っていけないのなら、せめて墓で見栄を張りたいお金持ち相手のビジネスとして墓石のブランド化は必ず当たるアイデアだと思います。

 例えば泉ピン子のシャネル好きは有名です。彼女が死んだ時に立てる墓をシャネルにデザインしてもらえばピン子も大喜び。もちろん一点ずつオーダーでも良いのですが、ビジネスとしての効率が悪いので、既成のデザインをいくつか出して、その中からセレクトして石材店で作ってもらえば大衆化できます。

 さらにライセンス契約だけして、墓の一部にシャネルのマークを入れるようにすれば手軽で簡単。恐らく今の墓石代プラス30万円くらいでシャネルのマークを入れられるのではないかと思います。当然、シャネルがやるならルイヴィトンもやるでしょうし、エルメスもディオールもバーバーリーもドルガバも参戦です。そのうちナイキやアディダスも加わってくることでしょう。スポーツ大好きだった人なら、ナイキのマークそのまんまの墓を建てたいと思うかも知れません。

 墓石のブランド化がさらに一般化すれば、タイアップ先もますます広がります。ディズニーと契約してミッキーやプーさんの形をした墓石は子どもに喜ばれそうですし、東宝提供のゴジラ型墓石というのも受けるかも。夜中に墓場で見ると怖そうですけど。

 さらにこの傾向がもっと進めば、今度は逆に企業の広告を入れることで墓石代を安くすることもできるかも知れません。お墓の広告メディア化です。「TOYOTA」とか「SONY」とか入れれば墓石代が半額になるとか「白い恋人」とか「あきたこまち」とかなら全額墓石代を企業が負担するとか、もしくはお墓の管理料(年間数千円くらい)を企業が負担するとかでもいいかも。故人の好きだった商品の広告が入ったお墓なら、そんなに嫌がられないだろうし、遺族に広告料が入ってくるのなら一種の遺産だと考えることもできます。

 団塊世代が定年を迎える2007年問題が話題になっていますが、定年の後は団塊世代の「大量死」が必ずビジネスチャンスになります。「ブランド墓石」と「墓石メディア」のアイデアを使ってビジネスしたい人は、ぜひご一報ください。その時は僕に利益の1%をアイデア料としていただければOKですから。


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