幹事クリタのコーカイ日誌2024

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4月21日 ● まる子の声優交代。

 『ちびまる子ちゃん』の主人公まる子の声優が今日の放送から新しくなりました。34年にわたって演じてきたTARAKOが亡くなったことで、急遽オーディションで選ばれた声優の菊池こころが今日から登場したのですが、実は僕にはわかりませんでした。「今日から新しくなるんだよな」と思い出して放送途中からテレビを見たのですが、「あれ、これまで通りだな、今日からじゃなかったのか」と思ったのです。父ひろしが巨人戦を見るためにチャンネルを独占しているという話でしたが、既視感がある内容であったこともあり「昔の再放送をしているのか?」と思って見ていました。

 改めて確認したらやはり今日から声優交代しているというので、その違和感の無さに逆に驚いてしまいました。確かによく聞いてみたら声が少し甘く若い感じがします。より小学生に近くなりました。だから若い頃のTARAKOの声かと思ってしまったのかも知れません。それほど特徴をよく捉えていて、あの独特のとろんとした喋り方が再現されていました。菊池は短時間でかなり研究したのでしょう。これならこれまでのファンから苦情が出ることもないのではないかと感じました。

 国民的アニメの声優交代で思い出すのは『ルパン三世』と『ドラえもん』です。ルパンについては山田康雄が倒れて、それまで物真似をしていた栗田寛一が起用された時に「物真似芸人で大丈夫か?」と危惧しました。クリカンが本当に努力をして「山田ルパン」を引き継いだことは見事だと思います。対して大山のぶ代からドラえもんを引き継いだ水田わさびは声が全く似ていないことから交代当初はかなり批判もありました。それは水田のせいではないのですが、それだけ人気キャラクターの声というのはファンにとって思い入れが深いものなのでしょう。水田も20年近く演じてきて今やすっかりドラえもんの声として認知されています。

 菊池のまる子は本当に違和感がないので、水田のようなバッシングもないでしょうし、プロの声優なのでクリカンのように声優としての技術をイチから学ぶ苦労も少ないことでしょう。ナイスキャスティングです。



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