幹事クリタのコーカイ日誌2026 |
| 9月9日 ● 報道と現場のズレ。 昨日の愛知県西部の集中豪雨が、今日の全国ニュースで大きく取り上げられていました。誰かがスマホで撮影した複数の動画がどんどん各局のニュースで流されるので、全国から「大丈夫?」と心配して連絡を貰いました。もちろん心配してくれるのは大変にありがたいのですが、昨日も書いたように僕自身はちょっと激しい雨に濡れただけで、後は何も影響がなかったし、昨晩妻は犬を散歩に連れて行きましたが、雨もほとんど降っていませんでした。少なくとも我が家に限ってはいつもの日常のままでした。我が家に限らず名東区に住む長男一家も、小牧市に住む母も日常通りだったようです。どちらもレベル5の警報は出ていた地域ですが、住んでいる場所や環境によって、近所であっても被害の程度は大きく違うと改めて感じました。 東海豪雨を超える観測史上最大の1時間雨量だと大きく報じられたせいもあると思うのですが、24時間雨量では東海豪雨の半分ちょっとです。しかも26年前の東海豪雨の反省に立ち、名古屋市ではずっと水害に強い街を目指してさまざまな対策を施してきている途中なので、それも被害を最小限にとどめることができた要因のようです。被害を過少に見せたいわけではなく、浸水被害に見舞われた住宅などももちろん多数あり大変だと思います。ただ東海豪雨の時に比べたら被災範囲はかなり小さく済みましたし、死者も今回はゼロでした。行政がきちんとしていること、住民が被災した経験を忘れていないことが、いかに次の災害を防ぐために有効かということがわかります。 だからこそと言うべきか、一部のニュース報道は大袈裟と言うか、センセーショナルな動画を取り上げ過ぎているように感じます。それが「絵になる」というやつなのでしょうが、水が短時間で引いたにも関わらず、栄近辺の道路が冠水している映像を繰り返し流すのは、まさにごく一部の「切り取り」であると思います。嘘ではないですが、それだけでもない、むしろすぐに水が引いた理由まで掘り下げて報じて欲しいと思います。動画がたくさん出回るのは人口が多い都市部での災害だからです。動画が多いことと実際の被害が大きいことは相関しません。実際に自分が報道されている現場近辺にいたからこそ感じるこの違和感は、報道がある限り日常的にどこかで誰かが感じているんだろうなと改めて実感しました。 |