幹事クリタのコーカイ日誌2026

[ 前日 |翌日|最新|今月 ]

9月20日 ● イベント運営の難しさ。

 名古屋アジア大会の運営がポンコツだと酷評されているようです。開会式や男子バスケットの決勝戦で空席が目立つとか、ホッケーの試合前に韓国の国歌が流れるはずが北朝鮮の国歌が流れたとか、韓国バスケチームを迎えに行くはずのバスが来なくて練習ができなかったとか。選手村も早々に建設を断念して、コンテナやホテル、客船などに分散して宿泊することにしたものの、当然のことながらロジスティクスが複雑化してミスが多発しているそうですし、コンテナ自体の評判もあまり良くないようです。

 こうしたことが起きる原因と言われているのが、アジア大会の規模が拡大の一途を辿っていることで、それも今大会では直前になっても競技が新たに追加になったりして、当初予定されていた15000人規模の参加者が17000人超まで膨れ上がったそうです。当然人数が大きく上回った分の対応しなければならないし、予算も上乗せしなくてはなりません。とは言え公費を投入することになるので、開催する自治体側としては極力切り詰めたいとなりますから、不十分な対応になるのも仕方ないところでしょう。恐らく大赤字の大会になりそうで、その赤字を負担するのは愛知県なのですから、我々愛知県民としてはたまったものではありません。

 またノウハウのない共同企業体が運営業務を行っているそうですが、この手の国家的な大規模なイベント運営はノウハウのかたまりであり、経験のない人たちがどれだけ集まろうが満足に回せるものではありません。1964年の東京五輪、1970年の大阪万博から積み重ねられてきた国家的プロジェクトのノウハウが、これまではきちんと引き継いできているからこそ、日本での大規模イベントはいつも成功してきたのです。恐らく今大会ではこれからもいろいろな細かなミスが頻発することでしょう。ただそれは始まる前からある程度は予測できたことです。国歌を間違えて流すのは怒られることは間違いありませんが、それでも人命に関わるようなことではないし、競技自体を行うには支障がありません。願わくば安全上の危機や、競技が行えないような致命的なミスが起きないことを祈るばかりです。



ブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」